INTERVIEW
インタビュー

アーティストデビュー、声優やアーティストバックダンサー、TV・ライブ・イベント出演、エイベックスへの入社等々、 エイベックス・アーティストアカデミーの 受講生たちが続々と夢を叶えています。

大ヒットしたディズニー/ピクサー映画「リメンバー・ミー」に、主人公のミゲル役の日本語吹き替えに大抜擢され、大注目を浴びた石橋陽彩。 それ以前にもカラオケ番組等で圧巻の歌声を披露し話題を集めていた。 若干14歳にして奇跡の歌声と才能を持ちキャリアを積み重ねている彼も、エイベックス・アーティストアカデミーに通っていた受講生のひとり。 そんな彼に、アカデミーに通うことになったきっかけから、初挑戦となった映画や今後の目標についてなど、たっぷりと話を聞いた。

歌が好きという強い気持ちで、試練を乗り越えた

アカデミーのボーカルコースに通われてきたとのことですが、いつから通っていますか? また通うようになったきっかけは?

4歳の頃からです。 きっかけは、幼稚園の先生と母が話す保護者面談みたいな場で、先生に「陽彩くんはリズム感が良いから、歌を習わせてみたらどうですか?」って言われたみたいなんです。 それで、ネットで検索してエイベックス・アーティストアカデミーを見つけて、ここがいいんじゃない?ということで通うことになりました。

4歳の頃から「歌が好き」という自覚はありましたか?

歌が好きというよりは、歌うことが好きでした。 祖母から聞いた話では、赤ちゃんの時に、テレビでドラマや音楽が鳴り始めると机を叩いたり、ボウルやザルを箸で叩いたりすることがあったみたいです。

そうなんですね。アカデミー入学後はボーカル、ダンス、さらには演技のレッスンも受けてこられたようですが、どのジャンルが好き、または得意と感じますか?

歌うことが好きなのでボーカルレッスンが好きです。 最近はダンスでHIPHOPだけじゃなくてJAZZや色んなジャンルにも挑戦してみて、楽しいなと感じるようになりましたし、もっと上手くなりたいなとも思います。

レッスンやお仕事などの活動をしてきた中で、辛いと感じたことはありますか? そしてそれをどのように乗り越えましたか?

入学してすぐの時に「a★smile」というアカデミー主催の発表会があったんですけど、そのナンバーに参加することになったんです。 周りはほとんど年上だし、しかも全員女の子で。 初めてのステージで歌も踊りもやることになって、やばい、どうしよう…みたいな感じでした。 でも歌が好きっていう気持ちが強かったので、無事に乗り越えることができて、周りの人からも「初めてにしては良いんじゃない!」って言ってもらえました。

そうだったんですね。現在目標として志しているのは、歌手ですか?

はい。AAAの西島隆弘さんのように、歌だけじゃなくお芝居もできたり、マルチに活躍できるようになりたいです。

これまで数々の歌のオーディション番組に出演されてきましたが、自ら応募して参加されていたのですか?

エイベックスのサイトからオーディションを探して自分で応募したり、番組からお声掛けいただいたケースもありました。

なるほど。自分の歌声について、ご自身ではどのように思っていますか?

耳が良いとほめていただいたことがあったんですが、昔、ほかのアーティストさんの歌を聴きすぎて、声をマネしちゃうっていうことがありました。レッスンでも「モノマネしてるみたい」って指摘されてしまって。

好きなアーティストの歌ってどうしても聴き込んでしまうし、無意識に自分の中にその声や歌い方がインプットされてしまった、ということなんでしょうか。

そういうことだと思います。そんなこともあって、モノマネが趣味ではないけど、おもしろいなと思うようになりました。 特にAAAさんは小さい頃からずっと聴いていたので、カラオケに行くと全メンバーの声を歌い分けられるようになりました(笑)。

それはすごいですね! ではその後ご自身の歌声を確立することができるまでには、どんな経緯がありましたか?

番組とかで、ビブラートやコブシをすごくつけていた時期があったんですね。その癖が抜けずに普段の歌い方までめちゃくちゃになってしまったんです。 母からも指摘されるほど、本当にひどくて。 それを何とか直したくて、とにかくストレートに歌う練習をしていたら、自分の元の声に戻せたかなと思えるようになりました。 それが1年前くらいですかね。 ちょうど映画「リメンバー・ミー」のオーディション前でした。

タイミングがよかったですね。そのオーディションでご自身の真の声を打ち出せていなかったら、チャンスを掴めていなかったかもしれないですしね。

そうですね。とにかくこの癖をどうにか直したい! の一心で練習しました。

「リメンバー・ミー」で、家族の大切さを感じてもらえたら

映画「リメンバー・ミー」では主人公ミゲル役の日本語吹き替えとして声優に初挑戦されたわけですが、オーディションにはどのような思いで臨みましたか?

今までミュージカルや舞台には出演させていただいたことがあったのですが、声優は初めてだったので、とにかく受かりたいという強い気持ちでオーディションを受けました。

周りの反響も大きかったでしょうし、ご自身の中でも大きな経験となったと思います。この作品に参加したことで感じた変化や成長はありますか?

撮影が終わった後にアクターコースでのスキルチェックがあったんですが、そこで用意された台本でセリフを言ったら「前の陽彩とは全然違う!」って言ってくださって。自分では気付かなかったけど「表現力とセリフの声の大きさがすごくマッチしていて、すごく良い」って言ってくださって、ああ、変わってるんだなって実感しました。

意識の面では変化がありましたか?

声優をもっともっとやっていきたいなと思いましたし、ミュージカルやお芝居にも、どんどん挑戦していきたいと思うようになりました。

その映画「リメンバー・ミー」のMovieNEXが7月18日に発売されました。作品を通して伝えたいことは?

家族の絆がテーマになった作品なので、ぜひ家族や大切な人と一緒に観ていただけたらと思います。1人で観ても、家族に会いたいなと感じると思いますし、家族みんなで観ることで家族の大切さ、家族がいることの幸せを改めて感じてもらえると思います。

アカデミーは、目標に向かって自分の特技を伸ばしていける場所

歌声を届けるために、パフォーマンスする上で意識していることはありますか?

歌唱の表現もそうだし、抑揚だったり表現力が一番大切だと思っています。歌詞を自分に置き換えてみて、一度自分の中でストーリーを作ってから、歌詞の意味を当てはめるようにしています。

なるほど。では日々のレッスン以外で、日常生活の中で意識して取り組んでいることなどはありますか?

歌うことに関しては喉のケアが一番大切なので、季節に関係なくドアも窓も閉めて、エアコンはつけないで空気清浄機をつけています。加湿器とマスクは必須です。

日々の環境にも徹底的にこだわっているんですね。学業とお仕事とレッスンとで忙しい日々を送っていると思いますが、何をしている時が一番楽しいですか?

休みの日は友達と遊んだり話したりするのが楽しいですね。息抜きになります。

今後の目標、夢について聞かせてください。

喉のケアをしっかりしつつ、演技力や表現力をもっともっと学んで、今後のお仕事につなげていきたいなと思っています。そして将来はたくさんの人の心に響く歌を届けられるアーティストになりたいなと思っています。

最後に、これからアカデミーへの入学を考えている方々へ向けて、メッセージをいただけますか?

まず入学して最初のレッスンはすごく緊張するし、不安はあると思います。でも、アカデミーに入って損することはひとつもないと思うし、自分の目標に向かって、自分の特技をどんどん伸ばしていける場のひとつとなるので、緊張せずに楽しい気持ちで通ってもらえたらいいんじゃないかなと思います。

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