アーティストデビュー、声優やアーティストバックダンサー、TV・ライブ・イベント出演、エイベックスへの入社等々、 エイベックス・アーティストアカデミーの 受講生たちが続々と夢を叶えています。
中高生女子から絶大な人気を誇るファッション雑誌『Popteen(ポップティーン)』。今回はPopteen専属モデルとして活躍している元受講生:福山絢水(ふくやま あやみ)にデビュー秘話を語ってもらった。
福山絢水こどあやみん゙は『キラットエンタメチャレンジコンテスト2013(通称:KIRACHALLE (キラチャレ))』に出場。
モデル部門で決勝まで進み、エイベックスから声を掛けられた。
…これだけ聞けば彼女のポテンシャルの高さから声を掛けられたように聞こえるが、本当の始まりは『キラチャレ2012』。
当時『東京女子流』が好きだったあやみんはキラチャレに東京女子流がゲスト出演することを知り、会場に行くことに決めた。その頃彼女は従妹とバンド活動をしていたため、「せっかく会場に行くならコンテストにも出てみたら?」と家族に背中を押され自らも出場したという。
と笑顔で語るあやみんだが、初参戦では歌唱部門で決勝進出。
大きなリボンが特徴的な可愛らしい衣装は目を引いたらしく、2回目出場の『キラチャレ2013☆』では、彼女のことを覚えていたエイベックス担当者から声をかけられた。
まさに「目立つ衣装で!」と個性を出した彼女の作戦勝ちである。
こうして、たまたま好きなアーティストからキラチャレに興味をもった偶然と、やるからには本気で挑んだあやみんの行動力が必然を呼んだエイベックスとの出会いだった。
『育成生』としてavex artist academy(エイベックス・アーティストアカデミー)に通い始めたあやみん。当時中学生だった彼女にとって、地元熊本から福岡までの道のりは遠い。
しかし真面目で頑張り屋な彼女は、初めて受けるヴォーカルレッスンやモデルレッスンに感動し、素直に取り組んだ。
持ち前の明るさ・ポジティブさが武器であるあやみんだが、この時期はさすがに悩んでいたという。当時モデルを起用するイベント自体少なければ、彼女がモデルとして活躍する場所はなく…。ギターでの弾き語りでステージに立ってはいたが本人の中でしっくりきていなかった。
周りの応援に応えようと思う一方で、夢に向かって切磋琢磨する周りの受講生を見て「自分は何になりたいんだろう…」と心のどこかで思っていた。
浮かない顔ながら、今自分にできる事を一生懸命取り組むあやみん。
そんな彼女を親身に見守っていた当時の育成担当は「あやみんが本当にやりたいことは何?」と相談に乗ってくれたという。控えめな性格で主張が薄かった彼女だが、そこで「モデルに興味がある!」と思い切って告白。そこであやみんのやりたいことをさせてあげたいと考えていた育成担当が、Popteenレギュラーモデル募集を探してきてくれた。
「落ち込んだ時期は全然違う道で頑張ろうかなと思った時もありました。 他の事務所に行くとかじゃなくて、普通高校に通って、普通に大学に行って…って」
挫折しそうになった過去もあるあやみん。
他人では計り知れない辛さがたくさんあったと思われる。
それでもレッスンに前向きで、何かを掴もうと頑張った彼女だからこその今があるのだ。
Popteenレギュラーモデルとして前進を見せたあやみん。
しかしPopteenの根強い「ギャル雑誌」というイメージと、個性の強いモデル仲間を前に「私、違うのかな…」と彼女ははじめ引け目を感じてしまった。
初めての仕事に右も左も分からない。
控えめな性格はあやみんの魅力だが、モデルとしては裏目に出てしまい、どんどん周りに埋もれていった…。思うように活躍の場を掴めない彼女。そんなあやみんの転機となったのが『Popteenカバーガール戦争』だ。
『Popteenカバーガール戦争』とはAbemaTV公式のバラエティ番組であり、『2軍モデル』とよばれるレギュラーモデル陣が『専属モデル』の座を競う番組である。
※第一次カバーガール戦争時第一次カバーガール戦争では知名度も低く、残念ながら爪痕を残すことができなかったあやみん。しかしSNSや番組の効果もあり、雑誌では伝わりにくい彼女のおもしろいキャラクター性や伝わってくる人の良さ。可愛い顔で披露する本気の変顔や、マイペースな姿に多くのファンが付いてきた。
ファンの支えが自信に繋がり、自分を誇れるようになったあやみんは人見知りも治ったとか。
これにより、初回は控えめだった彼女だったが、第二次カバーガール戦争はすさまじい快進撃を見せる!!
ファンからの熱い声援に「ここで一番をとらなきゃ!」という必死さと、「前面に自分らしさを出していい」と理解した彼女は、一重を活かしたメイク術、得意なオルチャン風コーデを披露。中高生にも親しみやすい天然キャラは着実に他のモデルとの違いを見せつけ、結果、ダントツ1位に輝いた。第一次では最終5位で終わったことを考えると彼女がどれほど成長したかが伺える。
※第二次カバーガール戦争:専属モデル発表時あやみんが専属モデルになるまで、多くの人と関わりがあった。
彼女の努力なしでは始まらないが、エンタテインメント業界では人からの評価がシビアだ。そんな世界で彼女が開花できたのは、あやみんの力になりたい!あやみんを応援したい!と思ってくれるファンや周りの環境があってこそ。
「周りに恵まれた」そんな一言で済む話ではない。
彼女の前向きにチャレンジする姿勢や笑顔を絶やさない明るさ、なにより周りに感謝できる人柄が周りを惹きつけたのだ。
アカデミースタッフや受講生にも礼儀と感謝を忘れない彼女に、改めて一番感謝している人は誰かと聞いてみた。
「家族に一番感謝しています。
その中でも特にママ。ママがキラチャレ参加に後押ししてくれなかったら出場すらしてなかったし、出場する上で可愛い衣装を手作りしてくれたのもママ。
お姉ちゃんにも感謝してます。
自分のオルチャンメイクも韓流アイドルが好きなお姉ちゃんの影響。
『このメイクが流行ってるよ』『そのメイク似合ってるじゃん!』とアドバイスをくれるからメイクにもどんどんのめり込んでいきました。喧嘩することもあるけど優しいお姉ちゃんです」
隣の県とはいえ、熊本から福岡のアカデミーに通うのは大変だ。
加え、上京している今となれば家族の理解とサポートが無ければ実現が難しかった夢だろう。
家族という、一番当たり前に思いがちな存在に一番の感謝を伝えられる。
あやみん最大の武器は、些細なことでも当たり前に思えてしまう事でも感謝できる心だ。
あやみんみたいになりたい、あやみんみたいに頑張りたい…と思っても努力を継続することや夢を追いかけることは並大抵ではない。そんな子たちに何を伝えたいか聞いたところ、あやみんらしいアドバイスが返ってきた。
「まずは自分に自信を持つこと。
物事は上手くいかないことが多いけど…自分がやりたいことは口に出して。
頑張るときは何事も前向きにとらえて楽しくやると、気が楽になって自分にとってプラスになる。
失敗しても次がんばろう!そのぐらい気楽に楽しんで。
それでも諦めそうな時、
今までこんなに頑張ってきたのに途中で終わらせて本当にいいの?
中途半端な人間でいいの?せっかくここまで頑張ってきたじゃん!
と私は自分を鼓舞してきました」
エンタテインメント業界で輝けるのは一握りだが、その一握りになれるかなれないかは資質ではなく本人の行動が大きい。思い切りの良さやチャレンジ精神、ポジティブ思考や礼儀ある行動…。
あやみんのデビュー秘話に感銘を受けた受講生にはぜひ今後とも頑張って欲しい。
わたし達アカデミースタッフ一同はそのために全力でサポートを続けていきたい。
最近、YouTubeでASMR(咀嚼動画)を見るのが好きだというあやみん。
好きが高じてYouTuberとしても活動し始めた。
流行りのメイク術や、得意の一重メイク・オルチャンメイクはもちろんのこと、料理動画も上げている。雑誌はもちろん、あやみんのキャラが伝わるYouTubeもぜひチェックして欲しい。
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UC7pgQKr3zvUwsdSpOuUJBLQ
Instagram:aya__m02
Twitter:ayamimaruko