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エンタテインメント ビジネスコース新着情報

【講義レポート】エンタテインメント業界キャリア形成

5月29日の講義は、

エイベックス・エンタテインメント株式会社
レーベル事業本部 SPU
マネージャー兼ゼネラルプロデューサー 油井誠志氏による、
「エンタテインメント業界キャリア形成」についての講義でした。

 

 『自分視点でエンタテイメントビジネスを考える』

エンタテイメント業界の市況や最新テクノロジーなど、様々な事業ケースを学ぶエンタテイメントビジネスコースの講義ですが、今回の講義は受講生一人一人が「自分の視点で物事を考える機会となってほしい」という趣旨で、自身の経歴、バックグラウンドや手掛けたプロジェクトなど、油井氏のエンタテインメント業界でのキャリア形成について講義を行って頂きました。

油井氏はエイベックス・エンタテインメント(株)レーベル事業本部 SPU(スペシャルプロジェクトユニット)に所属し、新しいコンテンツの制作や特定の部署にとらわれない新規プロジェクトのプロデュースを担当。

また、母校の大学で非常勤講師として講義を行い、学校と企業としての役割も担っています。

経歴

まずは、エンタテインメント業界についての前段の整理として下記のお話。

・エンタテインメント業界の変わらない本質は「感動を作り出す」事。
時代が変わっても、変わらない人間の本質で、どの分野にも必要な要素であり、
これからエンタテインメント業界を目指す人にとって最も大切な想いである。

・どんな業種においても「×エンタテインメント」で発展する可能性があり、様々な業界に目を向けておく事が大切である。

・「個人の情熱や欲求」と「伝える方法」の掛け算がクリエイティブを生みだす。

 『キャリアはプロセスが大切』

そもそも「キャリア」とは何なのか。
一般的な回答でいうと、仕事に取組み過程で身に着けていく「スキル」や「知識」「経験」に加え「人間性」を磨いていくこと。
出世した、などの結果でなく「プロセスが大切」である。キャリアは働く限り継続していくので「 これからの生き方を考える機会」と捉えてほしい。

 
  

『油井誠志のキャリア』

今年でちょうど社会人20周年を迎えた油井氏。
20年を振り返りながら、その時々に感じたことをレクチャーして頂きました。

■学生時代
高校生の頃に音楽に目覚め、音楽大学に進学し、当時先進的だったコンピューターミュージックやサウンドスケープ、実験音楽に取り組む。
ここで学んだことは「とにかくやってみると何かが見える」「概念を壊して新しいモノを作り出すこと」

 

■社会人
大学卒業後、インディーズレーベルにアルバイト入社し、制作、宣伝、営業など、多岐にわたる業務を経験。
小さな会社だった為、営業に行ってもなかなか担当者に会って貰えない日々。
会社のブランドに頼る事が出来ない中、油井氏は「ヘルメットをかぶってアポイントに臨み」 著名音楽誌の編集長に会う事が出来た。
ここで学んだことは、「会社のブランドに頼らず、自分の個性で勝負すること」の大切さ。

 

■エイベックスに入社
2001年に「エイベックス・ネットワーク(当時)」にアルバイトとして入社し、着うたやモバイルサイトのプロジェクトリーダーを担当し多くの事を学ぶ。
アルバイトとして入社した油井氏が試みたことは「与えられた仕事を120%で返すこと」
簡単な仕事でも徹底的にクオリティにこだわり、相手に貢献する事を積み重ねた結果、担当業務以外の仕事が回ってくるようになり、結果正社員となる事が出来た。

その後レーベル部門に異動し、音楽パッケージ市況の変化の中「どうしたら新しい感動価値を生む事が出来るのか」という課題に対しての具体的な手法や、最新テクノロジーを掛け合わせた新しい音楽体験価値を提供など、音楽業界の中心で活動している油井氏。

 

そんな油井氏のキャリアとしての目標は
「エンタテインメント業界のドラえもんになること。」
「あんなこといいな、できたらいいな」という想いに対して、
それを形にすることをプロデュースし、アーティストやクリエイターを支える事。

そして最後に、受講生にキャリア形成のポイントを。
自分に与えられた仕事に対して、自分らしさを大切にしながら、
選択肢から選ぶのではなく、自分のキャリアを自分で創り出すこと。
叶えたい事を大切に、答えは自分の中にある。
といった温かいメッセージを頂きました。

 

 

講義後半のグループワークでは、
「自分のやりたい事について考えてみよう!」というテーマでグループワークを行い、
自分のキャリアを真剣に考える機会となりました。

最後に、講義後の受講生の感想をご紹介します。
話し方、スライド、今までのキャリアのお話から、油井さんの”個性”が見えるとても楽しく学べる講義でした。大塚愛さんのアルバムの事例は、音楽を軸に広がるコンテンツの可能性の大きさに驚きが隠せませんでした。
 
自分が将来エンタメ業界でやりたいことの再確認ができた。同じ業界を目指す人とアイディアを共有することで発見がたくさんありました。自分が考えたアイディアに共感してくれる人がいて初めて0→1を作る楽しさを少し実感でき、とても有意義な時間でした。
 
今回の講義を受けて改めて音楽ビジネスは10年間で大きく変化したと思いました。キャリアとは今までに経験してきたことだと思っていましたが、油井さんの“生き方そのもの”という言葉に感動しました。とにかくアクションを起こして、アクションを起こしたからこそ見えるものを大切にしたいです。“であい”を繰り返すことでアイディアが生まれてくることに納得しました。自分に与えられた仕事に自分らしさを加えていけるようにしたいです。

今回の講義レポートは以上です。

次回のレポートもお楽しみに。

 

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