test 【講義レポート】映像制作 | エンタテインメント ビジネスコース
test2
INFORMATION

エンタテインメント ビジネスコース新着情報

【講義レポート】映像制作

10月28日の講義は、
エイベックス・エンタテインメント(株)
レーベル事業本部 第3クリエイティブグループ
ゼネラルディレクター 中前省吾氏による、「映像制作」についての講義でした。

中前氏から映像制作の過程・ディレクターとしての仕事についてお話しいただき、その後「自分のチームが考えたアーティストがよりバズるMVを発注する」グループワークを行いました。

『映像と音楽の芸術性の違い』

音楽はオリジナリティーを出すのは難しいが、カバーするのは容易な芸術。
映像は音楽より見極めが難しいが、オリジナリティーを出しやすい芸術。
そのため、映像は”目利き”が必要。目利きになるにはとにかく数多く触れる事です。やれば誰でも必ずできます。

『マーケティングは分かっておいた方がいい』

今の時代マーケティングは分かっていた方が良い。
ただ、マーケティング=マーケットリサーチではありません。
マーケットリサーチは過去を振り返って参考にすること。それを持って未来をどう予測するかこそが大切です。音楽の歴史や在り方、聴き方の変化などについて線で捉えておきましょう。
※具体的な内容も細かくお話しいただきました

『今らしい映像とは』

今のトレンドは”エンパワーメント(権限移譲)”。
YouTubeの例で話すと、今までは我々が作成したアーティストのMVを、他人がその映像や音源を使用して作成した制作物があった場合はそのアカウントを報告・停止させるような流れがありました。
しかし、今は我々が作成したアーティストのMVの映像なり音源を”エンパワーメント(権限移譲)”することにより、世の中の人みんなにMVを作ってもらっています。
TicTokが良い例ですが、音源を開放し、みんなに遊んでもらって、MVをみんなに撮ってもらうことで、その制作者の周りにより濃いコミュニティーができ、結果的に多くの再生回数・認知を実現できるようになりました。

『みんなに教えたいのは知識じゃなく知恵』

ポイントが何なのか、ナラティブの考え方、何をエンパワーメントしているのか等を考えて、その先にどのような新しい体験を提供できるかを常に考える事が大切。
みんなに教えたいのは単なる知識じゃなく知恵です。
この講義で教えている視点を持つことで、将来みんなが新しい体験価値を創造してくれると思っています。自分が18年かかって得たことをこの短い時間でお伝えしている。絶対に覚えておいてほしい。

各チームが発表を終える毎に中前氏から、そのアイデアに対してのご意見と改善案等のフィードバックをいただきました。次回はそのフィードバックを活かして、全4回の中前氏の講義の最後「宣伝活動」の講義に臨みます。

本当に中前氏の講義は学ぶ事・気付かされることが多く、毎年受講生の満足度も非常に高い講義です。是非エンタテインメントビジネスコースに入学して参加してみてください。

今回のレポートは以上です。

一覧に戻る