【洋楽ライブに興味がある人必見】ライブビジネス概論(洋楽興行)
皆さまお疲れ様です!
12月7日(水)のテーマは、「ライブビジネス概論(洋楽興行)」についての講義でした。
「ライブビジネス概論(洋楽興行)」講師
エイベックス・エンタテインメント(株)
ライヴ事業本部 AEGXグループ
ゼネラルマネージャー 遍々古史希
前回の講義「ライブビジネス概論(アーティストライブ)」では邦楽のライブ制作について学びましたが、今回「ライブビジネス概論(洋楽興行)」ということで、洋楽のライブ制作について学びました。
後半には講義で得た知識を活かして「好きな洋楽アーティストを呼ぶにはどのくらいの予算が掛かるのか考える」というグループワークも行いました。
今回もその一部をお届けいたします!
〇世界的にライブが盛んになった理由
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ライブでの収入源はチケットだけではなく、スポンサーシップ(広告)や駐車場、フードやグッズといったライブを1回行うにも様々なところで収入源が発生するので、行うメリットが高いということが理由の一つです。
また、ここ20年でライブを開催出来る国が多くなったため、国内ツアーのみならずグローバルツアーを行うアーティストが増加し、よりライブ産業が盛んになっています。
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2022年コロナが終息に向かっている中、アメリカではコロナ以前よりライブ産業の勢いが増していることを学びました。日本でも少しずつコロナ前のライブの環境に戻ってきているので、今後更に日本のライブ産業が活性化しエンタメを楽しめる機会が増えてほしいと感じました。
〇洋楽アーティストのライブ制作の注意点
国内アーティストとは違う洋楽アーティストだからこそ注意しなければいけない点を一部ご紹介いたします。
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・競合他社が多い
→人気のアーティストほど競合他社が多いのでどれだけお互いにとって良い条件で交渉できるかが制作の腕の見せ所。
・会場不足
→既に日本のアーティストが押さえていることが多く、取るのが難攻。洋楽はギャンブル性が高い。
・地震・天災・異常気象リスクがある
→特に日本はリスクが高いので臨機応変に対応出来るかがポイント。
地震・天災・異常気象が起きた際、大きな損害を出さないよう保険に入ることは必須。
・想定外の事が起こる
→特に洋楽は言語の違いによるミスコミュニケーションが多いので、事前に細かく業務や予算を設定することが重要。
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特に、言語の違いによるミスコミュニケーションに対応するべく、洋楽のライブの際にはテクニカルライダー(作品の取扱説明書)や、契約書が重要だということを学びました。
〇講義後の受講生の感想
・日本での公演を行う際、控室に用意する食べ物の商品名など、細かく確認する必要があるということを学び、新たな一面を知ることができました。「おもてなし」を行う際にも事前に確認しておくなど、心配りと細かい部分まで意識しておくことの大切さを再認識しました。ライヴ制作では、アーティストを想う気持ちが資料作成時から伝わっていることを実感しました。経験することのできない貴重な時間でした。
・洋楽のライヴ制作について細かいところまで詳しく知ることができ、今後にも大変役立つ内容だった。グループワークの中で、自分達でアーティストのギャラやチケットの値段等を考えていくことが難しかった。しかし、洋楽のアーティストが来る際には日本のアーティストのライヴを作るよりも更に綿密に書類等を作り上げる必要があることを知ることができたり、楽屋の作り方等も知ることができたりととても勉強になった。
・実際に使用されている資料や写真を用いて説明していただき、現場の雰囲気が想像しやすい内容でした。何も知識が無い中、想像で予算シートを作成するワークが難しく感じましたが参考になりました。
今回も講義に同席させて頂きましたが、洋楽アーティストならではの言語や文化の違いに対応しつつライブ制作を行うことの難しさや面白さを感じました。特に、国内アーティストよりも洋楽アーティストは様々な国の人が制作に関わっているということから「契約書」が必要不可欠ということを学び、契約と信頼があるからライブが成り立っていることを実感いたしました。
今回の講義レポートは以上です!
次の講義もお楽しみに!
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