【講義レポート】ENTERTECH
今週の講義は
エイベックス株式会社 CEO直轄本部
デジタルクリエイティヴグループ ゼネラルマネージャー 山田 真一 氏
をお招きし、「ENTERTECH」をテーマに講義を行って頂きました。
「モノからコトへの変化」
音楽の価値のあり方が、以前は音楽を所有する事(モノ)に価値が感じられていましたが、今はライヴやイベント市場の拡大からも見て取れるように、イベントに行くという体験(コト)に対して価値が感じられるようになってきました。このような価値のあり方の変化から、今はその体験(コト)をより良くしていくことが重要視されています。
「テクノロジーによる体験の変化」
VR/AR、ストリーミングサービス、4K/8K、ハイレゾオーディオなど様々なテクノロジーによって、新たな体験や価値が創造され、体験自体も高品質なものになってきています。
また現在「実際に楽しんだかどうか」を定量的に計測できる新たなマーケティングツールとして、AIを使ってライヴ会場の観客の顔と表情から性別・年齢・感情の推移を明らかにする取り組みを行っています。
観客がイベントの中でその時どう思っているのか、どう感じているのかがわかるようになってきており、今後更なるエンタテインメントの広がりが期待できます。
「ただ、大事なのはテクノロジーそのものではない」
ただ、必ずしも最先端のテクノロジーが最高の体験や価値を提供するわけではありません。
大切なのはテクノロジーそのものではなく、人を楽しませるために何ができるのか。今ある技術や新しい技術をどう掛け合わせていくのかを考える事です。
その過程において幅広くエンタテインメントを発想するためには、最先端のテクノロジーを知っておくことは大切な事でしょう。
今回のレポートは以上です。
次回のレポートもお楽しみに!