【講義レポート】エイベックスのレーベル事業-2

11/20の講義は「エイベックスのレーベル事業-2」と題しまして、
エイベックス・エンタテインメント株式会社より、
レーベル事業本部 第3C&Rグループ
ゼネラルマネージャー 野間 義寿氏
レーベル事業本部 第3C&Rグループ
YGEXユニット
マネージャー 外口 公大氏
のお二人を招いての講義が行われましたので、その一部とはなりますが、
まずは野間氏の講義からレポートいたします。
以下の大きく2つの項目について講義して頂きました。
①レーベルの制作の業務が具体的にどんなことをやっているのか、
その中で今求められていることは何か
②ヒットにつながるクリエイションに必要なこと
①では、アーティストの「プロデュース型」と「自作自演型」の違いや、
それぞれにおける実際に必要な業務について、
具体的な好事例を引き合いに出しながら話して頂きました。
②のヒットにつながるクリエイションに必要なこと、では
音楽の今のシーンやマーケット、音楽のトレンドなどを”知っていること”
が重要であると話して頂きました。
さらに優秀な制作マンになるためにとても重要なことがもう1つ。
「コンテクスト(文脈)を理解しているか」
つまり、どういう流れの中でこの作品がつくられたのか?
そのジャンルの中でその作品がどういう位置付けなのか?
また音楽でも映画でもドラマでも、もっとニッチなものでも、
好きなことをどんどんインプットして、突き詰めていくということが重要であり、
将来の仕事につながるようなインプットの量と質を高めていって欲しい、
とレクチャーして頂きました。ありがとうございました。
続きましては、
エイベックス・エンタテインメント株式会社
レーベル事業本部 第3C&Rグループ
YGEXユニット
マネージャー 外口 公大氏による講義でした。
YGEX(ワイジーエックス)はYG Entertainmentとavexの共同レーベルで、
アーティストラインナップとして、BIGBANG、BLACKPINK、WINNER、iKONの4組が在籍しています。
ケーススタディとして、実際にアーティストの例を挙げていただきながら、
楽曲の日本語版であったりと、様々な制作業務等についてレクチャーして頂きました。
また、ヒットの可能性を高めるために、
アーティスト・作品・楽曲において、
「どこをフィーチャーして、どんなストロングポイントにするのか」
という点が重要で、ここを考え続けることは、制作担当にとどまらず、
あらゆる職種においても通ずる大切なこととして教えて頂きました。ありがとうございました。
講義の後半はグループワークを実施しました。
「近未来ヒット予測」として、音楽のヒットの近年の傾向やコンテクストを分析しつつ、
近未来にヒットする可能性が高いアーティスト企画を考える、というものでした。
こちらも受講生の企画に対して、お二人よりご感想やアドバイスを頂きました。ありがとうございました。
講義レポートは以上です。