【講義レポート】企画力・発想力-2
今週の講義は前々回に引き続き、(株)Harajiri Marketing Design代表取締役 並びに 龍谷大学経済学部 客員教授の原尻淳一様をお招きし、「企画力・発想力」についてご講演頂きました。今期2回目の講義です。
【講師プロフィール】
大手広告代理店入社し、ブランドマーケティングの業務に携わる。その後、エイベックスグループに転職。多くのアーティストのマーケティング戦略、映画の宣伝戦略、アニメ の事業計画立案等を行なう。現在はレコード会社、芸能プロダクション、食品メーカーのマーケティングコンサルタントを行っている。ここ数年、京都市ポータルアプリをプロデュースし、世界の京都ファンづくりにも取り組み、地方創生マーケティングにも携わる。また、大学教授として実践的なマーケティングの講義とワークを学生たちに展開している。
【マーケティングの定義】
まずは、講義を開始するにあたり、「マーケティングの定義」について話し合いました。
皆さんもご存知の、ピーター・ドラッカーやフィリップ・コトラーのマーケティングの定義を振り返ります。
マーケティングとは、コアファン(顧客)を形成することにより、セリング(売り込み)を不要にするまでを仕組化すること。
ここから、企業の売上について、そしてビジネス構造について紐解いていきました。
【自分がコンビニの店長になったと思って、売り上げを考えてみよう】
セールスの公式は、
売上=頭数(お客さんの数)×頻度(リピート)×量(単価)
どれを増やすのか、が決まっているプランでないと戦略は練れません。
セールスアップのためには、ビジネスの戦略ボタンは、①頭数、②頻度、③量、この3つしかない。
1日の売り上げを上げたい場合、どこを引き上げるか?
頭数? 来店頻度?? 量(単価)???
単純なアイデアではなく、ビジネスで考える時、頭数を増やすの?頻度を上げるの?量を増やすの?そのロジックが説明できないといけない。
そして最後に、企業のビジネスモデルをアーティストのビジネスに当てはめるワークショップを約20分間行いました。
なかなかみんな苦戦していましたね>_<
借り物として企業のビジネス構造をもってきて、そこからアーティストに当てはめてみる。
最後に原尻氏より、「エンタメ業界でイノベーションを起こすためには、自分で0から1を作れる人が強い!!」というお言葉をいただきました。
普段何気なく利用するコンビニのマーケティング施策や、企業のビジネス構造に注目して、自分でひも解いてみると、「自分で0から1を作れる人」に少しでも近づけるのではないでしょうか?
今回のレポートはここまで☆
次回講義も原尻氏の講義となりますので、お楽しみに♪