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エンタテインメントビジネス

2019/05/09

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【講義レポート】エイベックスの新人発掘・育成

【講義レポート】エイベックスの新人発掘・育成

 4月24日の講義はエイベックス・マネジメント(株)三上 雄亮 氏による「エイベックスの 新人発掘・育成」をテーマにお話頂きました。三上氏は2002年の新卒入社し、パッケージ営業・販売促進を経験後、2011年から新人発掘育成に従事してきました。

 

 

 

 

 

レジェンドアーティストを

 

作り上げてきた松浦会長

 

  

エイベックス発足当時からの新人発掘はこれまで松浦専務(現:会長)が発掘からデビュー後のプロデュースまでを担当し、現在のエイベックスを代表するレジェンドアーティストの基盤を作り上げてきました。但し、そのあとに松浦専務が社長になられ、新人発掘に時間を多く避けない状況になったとき、新人発掘の機能は当時エイベックス・アーティストアカデミーを運営していたエイベックス・プランニング&デベロップメント(株)(現在はエイベックス・マネジメント(株)に吸収)というグループ会社が担当することになりました。2011年にエイベックス・グループ・ホールディングス(株)というエイベックスの親会社ができたことで新人発掘の機能が移管され、よりエイベックス全体として新人の育成に投資できるよう強化がなされました。そして、2017年からはアーティストのマネジメントを行うエイベックス・マネジメント(株)に機能が移管され、スクール→新人発掘・育成→マネジメントの3つの機能がしっかりとワークするようより強化されました。

 

 

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社内のプロジェクトは10以上


 
 
エイベックスは日本を代表するエンタテインメント企業。その大きさに比例して様々なタイプのアーティストが所属しています。その中で新人発掘・育成はある一定のタイプの新人を見つけるだけでなく、エイベックス社内の部署から様々なジャンル・性別・スキルの新人のオーダーを受け取ります。その数は、同時に動いているプロジェクトで10以上にもなるとのことです。新人発掘・育成というお仕事は担当者が自由に ”自分が好きな人材” を発掘・育成する、というものではありません。もちろんそういった部分を活かせることはありますが、7~8割は ”会社が求める人材” を発掘し育成することです。
 
 
 
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発掘の手法

 
 
 
発掘の手法は大きく、スカウト・オーディション・紹介の3つがあります。
その中で実際に路上に立って行うスカウトはメリットもありつつ状況によっては非効率に感じているとのこと。やはり原宿に1日中立っていても本当にいいなと思う人材が見つかるのは1日に1人いるかいないか。その子にお声がけしてもすでにプロダクションに所属している可能性がほぼほぼで、人によっては話すら聞いてもらえないなんてこともあります。ではエイベックスが効率良く、原石を見つけるためにはどうしたら良いか。その答えがオーディションでした。エイベックスというブランドを利用して、人材を集める。そして出口(デビュー)もたくさんあるエイベックスだからこそオーディションという形でたくさんの人材が集まる仕組みを存分に活かせることができます。現在もエイベックス・オーディションというサイトに様々な情報が載せられ、募集されています。
 
 
▼エイベックス・オーディション
 
 
もう一つ近年で効率的なスカウト方法が、SNSスカウトです。
今でこそ当たり前になってきたこの手法ですが、エイベックスは数年前から先駆けて取り組んできたと言います。
 
 
 
 

 

大事にしているのは、

夢の形と想いの強さ

 
 
 
三上氏が人材を発掘・育成する時に大事にしてことは、まず「あなたの夢は何ですか?」と聞くことだと言います。ただ、若い子が多いので1週間や1ヶ月すると夢は変わってしまう年代。そんな子達にずっと憧れやモチベーションを高く持ってもらえるのがエイベックス。それは様々なデビューの形が実現できるからこそです。また育成も充実しており、エイベックス・アーティストアカデミーでデビュまでのレッスンを夢の形に合わせてレッスンしスキルアップすることができます。

 

 

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スタッフとしての資質

 
 
 
 三上氏が考える新人発掘・育成スタッフの資質は以下です。
 
1つ目は「エイベックスのスタッフであるという自覚」
新人発掘・育成だけでなくどの部署にも言えることですが、スカウトする人材にエイベックスの代表として話しかけるわけですから、良くも悪くもその子がエイベックスに抱く印象になってしまいます。ですので誠実に対応することが必要な資質です。さらにその子の人生の大事な時間を預かるわけですので、よりスタッフとしての自覚と責任が必要だと言います。
 
2つ目は「自分の目利きを信じること」
自分のスカウトした人材や良いと思ったことを、自信を持って”絶対に良いと”思って提案・話すこと。やはり正解のない世界なので、あるプロジェクトのオーディションなどで「この子良くないですか?」と提案しても他のスタッフから「いや、こっちの子の方が良くないですか?」となることが多いと言います。もしそこで意見が揺らいでしまうようであればまだまだ自信を持てていない証拠。自分が良いと思った、人材・音楽・モノ・コトに対して揺るぎない自信を持ち、エイベックスのタグラインにもあるように「Really!Mad+Pure」に向き合い続けることが必要です。
 
 
 
講義の後半では三上氏の経験してきたお仕事の裏話などを含め、よりリアルなお話をしていただきました。
 
本日のレポートは以上となります。また来週の講義レポートもお楽しみに。
 
 
 
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