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エンタテインメントビジネス

2019/02/19

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【講義レポート】エイベックスの映像事業とこれからの展望

【講義レポート】エイベックスの映像事業とこれからの展望

 

2月6日の講義はエイベックス・エンタテインメント(株)岡田 康弘 氏による「エイベックスの映像事業とこれからの展望」をテーマにお話頂きました。

 

 

 

業界の常識は、エイベックスの非常識

 

 

エイベックスは既存の概念に囚われない、誰もやらないことをやるという考え方をもち数々のヒットを生み出してきました。岡田氏は以前、別のレコード会社に勤めていたようですが、エイベックスに入社してからは驚くことも多かったと言います。そんな脈々と受け継がれているエイベックスのポリシーは映像事業も同じです。「channel a」という東京以外を中心として約40局放送したテレビ番組制作をしたり、「蒼き狼」という映画を制作、「BEETV」(現在のdTV)という短尺動画の配信サービスを開始したりと、時代に合わせた映像事業を展開してきました。BEETVはサービスを始めようとした当初「レコード会社が映像制作配信をするなんてありえない」と周りからと言われた経験があったようですが、これから来る時代を見越して、現在ではNTTドコモさんと協業し、「dTV」という会員数が約400万人いるサービスになりました。現在ではDVD・ブルーレイに収録された映像がスマートフォン・タブレットでも視聴できる「スマプラムービー」やxR領域(AR(拡張現実), MR(複合現実), SR(代替現実), VR)の制作も行っています。

 

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誰もが映像クリエイターになれる時代

 

 

映像には様々なサービスや形が存在しているかと思いますが、それぞれうまく一定の住みわけができているといいます。TV番組等の「既存メディア」、dTV・Netflix等の「新興メディア」、YOUTUBEやTikTokを代表とする「無料動画サービス」の3つです。「無料動画サービス」においては、いわゆるプロのクリエイターではなく、誰もが映像クリエイターになれる時代です。YouTuberなどで自分の作った動画をUPすることでお金を稼ぐことができるのです。反対に無料で見ることができるので、視聴者も手軽に見ることができます。エイベックスの映像制作では、現在はこの3つを全てかかわって行こうと指針になっています。

 

 

 

「映像制作」と「動画制作」の違い

 

 

「動画」と「映像」という言葉は一見すると同じような意味に感じられますが、「動画制作」と「映像制作」となるとニュアンスは異なるものになると考えています。動画制作とは、スマホを中心として撮影し、その撮った映像を時間の流れに沿って制作すること。「映像制作」は映画やテレビ番組などプロの組織や個人による制作する映像作品をさします。近年では、「動画制作」は個人レベル(アマ)での意味合いが強い印象があります。但し、映像であろうが動画であろうが、消費者からすると感動、気づき、楽しさ、喜びを与える作品にプロもアマもありません。そして今ではプロの映像と遜色ない高レベルな動画が溢れる時代になってきています。重要なのは先程お話しした住みわけの中で、消費者求めているものを提供することが重要ということです。

実はエイベックスの映像制作チームでは、表にはあまり情報を出しておりませんが最近話題の「ハズキルーペ」をはじめとするCM、アーティストのLIVE映像・MV、VR、ネット番組から独自開発の高画質・高音質配信システムを保有するなど、その領域は多岐に渡ります。

 

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 「クリエイティブ」と「マーケティング」

 

 

岡田氏が重要としているのはゼロからイチを生む「クリエイティブ」とイチからサンを生む「マーケティング」の共存です。ただクオリティが高い作品を制作するのではなくて、クライアントからの要望に答えられるように、お客様が求める作品を届けられるようにしています。また、エイベックスの本社には最新の設備を搭載した専用のスタジオを有しており、市場の動きに迅速・敏感に対応出来たり、「エイベックスにしかできない」と言われる技術やノウハウをため、確立を目指しています。

但し、何よりもチーム内で一番重要にしていることは、「お客様が楽しんでくれる作品を、自分達も楽しみながら制作すること」とのことです。

 

 

授業の後半には、ワークショップを行って様々な意見交換を行いました。

 

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それでは今回の講義レポートは以上となります。

次回の講義レポートもお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

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